人生の新たなスタート

パートデビュー

結婚してから18年間、一度も労働に対して賃金を得るということのなかった私、専業主婦だった私がなんとパートデビューを果たした。

仕事は自分でもできそうなものを選んだので、行ってから努力しようと思うが、一番の問題は家族だ。

自分の出した汚れ物は全てきれいになっているのが当たり前、雨が降れば送ってもらうのが当たり前で生活してきた家族の意識が、どう変化するかが問題だ。

初めてのフルタイムの日。今までは朝起きてから考えていた朝食とお弁当のメニューは、前夜のうちに夕食分まで作る順番も考えておき、朝起きてすぐに料理をし、洗濯物を干した。が、やはり順調にはいかなかった。「昨日のお手紙を出し忘れていた。」「昨日、体操服にシミを付けたんだった。」初日なのでかなり時間に余裕をもって起きていたので、遅刻はしなかったが先が思いやられる。自分自身の失敗もあった。お昼休みに、夕食のご飯のタイマー予約をしておいたが、炊けていなかった。朝の6時にセットしていたのだ。息子に、一人で夕食を食べて塾に行きなさいと言ってあっただけにショックが大きかった。

フルタイムは、毎日は無理だと思った。世の中の毎日働いている主婦は本当に偉いと思った。でも一方で、毎日家を離れて働ける人が羨ましいとも思った。外の世界では、家の時計とは違う時計が動いていた。

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